■ 改正動物愛護管理法について知っておこう


   
  動物取扱業を行うにあたっての遵守基準

  
  動物取扱業者が動物の健康及び安全を保持するとともに、生活環境の保全上の支障が生じることを防止
  するために、

   
〇動物の販売業、貸出業に関する基準
  〇飼養施設の構造・規模・管理の方法
  〇動物の飼養及び保管方法
  〇動物の繁殖に関する事項
  〇動物の輸送の方法


  等についての基準が定められています。
  
  

〇販売業・貸出業の基準


@販売業者にあっては、離乳等を終えて、成体が食べる餌と同様の餌を自力で食べることができるようになった動物(哺乳類に属する動物に限る)を販売に用いること。

A販売業者及び貸出業者は飼養環境の変化及び輸送に対して充分な耐性が備わった動物を販売または貸出に用いること。

B販売業者及び貸出業者は2日間以上その状態(下痢、おう吐、四肢の麻痺等外形上明らかなものに限る)を目視によって観察し、健康上の問題が認められなかった動物を販売又は貸出に用いること。

C販売業者にあっては、販売をしようとする動物についての契約に当たって、様式第1別記の裏面の動物の特性及び状態に関する情報を、顧客に対して説明するとともに、文書を受領したことについて顧客に署名等による確認を行なわせること。

D販売業者にあっては、契約に当たって、飼養又は保管をしている間に疾病等の治療、ワクチンの接種等を行なった動物について、獣医師が発行した疾病等の治療、ワクチンの接種等に係る証明書を顧客に交付すること。仕入先からそれらの証明書を受け取っている場合はそれもあわせて交付すること。

E貸出業者にあっては、貸出しようとする動物につての契約に当たって、予め様式第1別記の裏面の動物の特性及び状態に関する情報を提供すること。

F販売に係る契約時の顧客に対する説明・確認、貸出に係る情報提供の実施状況に関して様式第11により記録した台帳を作成し、5年間保存すること。



〇飼養施設の管理


@定期的に清掃及び消毒を行なうとともに、汚物、残さ等を適切に処理し、衛生管理及び周辺の生活環境の保全に支障がないように清潔を保つこと。

A1日1回以上巡回を行い、保守点検を行なうこと。

B清掃、消毒及び保守点検の実施状況について記録した台帳を調整し、これを5年間保存すること。

C動物の鳴き声、臭気、動物の毛等により周辺の生活環境を著しく損なわないよう、飼養施設の開口部を適切に管理すること。

D動物の鳴き声により周辺の生活環境を著しく損なう事態が発生するおそれがある場合にあっては、鳴き声が外部に伝播しにくくするための措置を講じること。

E臭気の拡散または動物の毛等の飛散により、飼養施設の環境又は周辺の生活環境を著しく損なう事態が発生するおそれがある場合にあっては、空気清浄機、脱臭装置、汚物用の密閉容器等を備えること。

Fねずみ、はえ、蚊、のみ、その他の衛生動物が侵入するおそれがある場合にあっては、その侵入の防止又は駆除を行なうための設備を備えること。

G動物の逸走を防止するため、飼養施設の管理に必要な措置を講じ、必用に応じて施錠設備を備えること。



〇設備の構造及び規模

@ケージ等は、個々の動物が自然が姿勢で立ち上がる、横たわる、羽ばたく等の日常的な動作を容易に行なうための十分な広さ及び空間を有するものとすること。また、飼養期間が長期にわたる場合では、必用に応じて、走る、登る、泳ぐ、飛ぶ等の運動ができるようにより一層の広さ及び空間を有すること。ただし、傷病動物の飼養もしくは保管をし、又は動物を一時的に保管する等特別な事情がある場合にあっては、この限りでない。

Aケージ等及び訓練場は、突起物、穴、くぼみ、斜面等によって、動物が障害等を受けるおそれがないような安全な構造及び材質とすること。

Bケージ等及び訓練場の床、内壁、天井及び付属施設あh、清掃が容易である等衛生状態の維持及び管理がしやすい構造及び材質とすること。

Cケージ等及び訓練場は、動物の種類、修正、運動能力、数等に応じて、動物の逸走を防止できる構造及び強度とすること。


〇設備の管理

@ケージ等に給餌及び給水のための器具を備えるじち。ただし、一時的に飼養又は保管をする等の特別な事情がある場合にあってはこの限りでない。

Aケージ等に、動物の生態及び習性並びに飼養期間に応じて、遊具、止まり木、砂場及び水浴び、休息等ができる設備を備えること。

Bケージ等の清掃を1日1回以上行い、残さ、汚物等を適切に処理すること。ただし。草地等において飼養又は保管をする等特別な事情がある場合にあってはこの限りでない。

Cふん尿に係る動物の衛生管理のため、ケージ等には、ふん尿の受け皿を備え、又は床敷きを敷く等の措置を講じること。

D保管業者及び訓練業者にあっては、飼養または保管をする動物を搬出するたびにケージ等の清掃及び消毒を行なうこと。

E動物の逸走を防止するため、ケージ等及び訓練場に、必用に応じて施錠設備を備えること。




〇動物の管理

@飼養又は保管をする動物の種類及び数は、飼養施設構造及び規模並びに動物の飼養又は保管に当たる職員数に見合ったものとすること。

Aケージ等の外で飼養又は保管をしないこと。ただし、管理徹底した上で一時的にケージ等の外で飼養又は保管をする場合にあっては、この限りでない。

Bケージ等に入れる動物の種類及び数は、ケージ構造及び規模に見合ったものとすること。

C異種又は複数の動物の飼養又は保管をする場合には、ケージ等の構造もしくは配置又は同一のケージ等に入れる動物の組み合わせを考慮し、過度な動物間の闘争等が発生することを避けること。

D幼齢な犬、ねこ等の社会化を必用とする動物については、その健全が育成及び社会化を推進するために、適切な期間、親、兄弟等とともに飼養又は保管をすること。

E保管業者及び訓練業者にあっては、飼養又は保管をする動物間における感染症の疾病のまん延又は闘争の発生を防止するため、親、子、同腹子等とともに飼養又は保管をすることが妥当であると認められる場合を除き、顧客の動物を個々に収容すること。

F動物の生理、生態、習性等に適した温度、明るさ、換気、湿度等が確保され、及び騒音が防止されるよう、飼養又は保管をする環境の管理を行なうこと。

G動物の種類、数、発育状況、健康状態及び飼育環境に応じ、餌の種類を選択し、適切な量、回数等により給餌給水を行なう事。

H走る、登る、泳ぐ、飛ぶ等の運動が困難なケージ等において動物の飼養又は保管をする場合はこれによるストレスを軽減させるために、必用に応じて運動の時間を設けること。

I販売業者及び展示業者にあっては、長時間連続して展示を行なう場合には、動物のストレスを軽減するため、必用に応じてその途中において展示を行なわない次官を設けること。

J展示業者及び訓練業者にあっては、動物に演芸、訓練をする等の場合には、動物の生理、生態、習性等に配慮し、演芸、訓練等が過酷なものとならないようにすること。

K貸出業者にあっては、貸し出した動物が撮影される場合には、動物本来の生態、習性に関して一般人に誤解を与えるおそれのある携帯による撮影が行なわれないようにすること。また、貸出先において、動物に過度の苦痛をあたえないよう、利用の時間、環境等が適切に配慮されるようにすること。

L1日1回以上巡回を行い、動物の数及び状態を確認するとともに、その実施状況について記録した台帳を調整し、これを5年間保存すること。

M動物の死体は速やかにかつ適切に処理すること。

N動物の鳴き声、臭気、動物の毛等、ねずみ、はえ、蚊、のみ、その他の衛生動物等により、周辺の生活環境を著しく損なわないようにすること。特に、飼養施設が住宅地に立地している場合は長時間にわたる、又は、深夜における鳴き声等による生活環境への影響が生じないよう、動物を管理すること。

O動物の逸走に備え、必要に応じて捕獲体制の整備、固体識別の実施等の措置を講じること。

P販売業者、展示業者、貸出業者にあっては、野生湯対の動物を業に供する場合には、その生理、生態、習性を踏まえ、飼養可能性を考慮して適切な種を選択すること。また、必用に応じて馴化措置を講じること。



〇動物の疾病にかかる措置


@新たな動物の飼養施設への導入に当たっては、当該動物が健康であることを目視又は導入に係る契約の相手方から聞き取りにより確認し、それまでの間、必要に応じて他のどうむつと接触させないようにすること。

A飼養又は保管をする動物の疾病及び障害の予防、寄生虫の寄生の予防又は駆除等日常的な健康管理を行なうこと。

B疾病の予防のために必要に応じてワクチン接種を行なうこと。

C動物が疾病にかかり、又は障害を負った場合には、速やかに必用な処置を行なうとともに、必要に応じて獣医師による診療を受けさせること。

Dねずみ、はえ、蚊、のみ、その他の衛生動物により動物が健康被害を受けないよう、その発生及び侵入の防止又は駆除を行なうこと。




〇動物の繁殖

@販売業者、貸出業者及び展示業者にあっては、販売、貸出し又は展示の用に供するために動物を繁殖させる場合には、遺伝性の疾患等の問題を生じさせるおそれのある組み合わせによって繁殖をさせないこと。ただし、希少な動物の保護増殖を行なう場合にあってはその限りでない。

A販売業者、貸出業者及び展示業者にあっては、販売、貸出し又は展示の用に供するために動物を繁殖させる場合には、みだりに繁殖させることにより母体に過度な負担がかかることを避け、飼養施設の構造及び規模、職員数等を踏まえて、その繁殖回数を適切なものとし、必要に応じ繁殖を制限するための措置を講じること。

B販売業者、貸出業者及び展示業者にあっては、販売、貸出し又は展示の用に供するために動物を繁殖させる場合にあったは、動物の繁殖の実施状況について記録した台帳を調整し、これを5年間保存すること。



〇輸送の方法

@輸送設備は確実に固定するなどにより、衝撃による転倒を防止すること。

A輸送中は、常時、動物の状態を目視(監視カメラ可)により確認できるよう、必要な設備を整え、又は必要な体制を確保すること。ただし、航空輸送中についてはこのかぎりではない。

B輸送する動物の種類及び数は、輸送設備の構造及び規模並びに輸送に従事する者の数に見合ったものとすること。

C輸送設備は、個々の動物は自然な姿勢で立ち上がる、横たわる、羽ばたく等の日常的は動作を容易に行なうための十分な広さ及び空間を有するものとすること。ただし、動物の健康及び安全を守るための特別な事情がある場合にあっては、この限りでない。

D動物の種類、数、発育状況及び健康状態に応じ、餌の種類を選択し、適切な量及び回数により給餌及び給水を行なうこと。ただし、動物の健康及び安全を守るための特別な事情がある場合にあっては、この限りでない。

E動物の疲労又は苦痛を軽減するために、輸送時間はできる限り短くするとともに、輸送中は、必要に応じて休息又は運動のための時間を確保すること。

F衛生管理、事故及び逃走の防止並びに周辺の生活環境の保全に必用な措置を講じること。



〇顧客等と接触する場合

@販売業者、貸出業者、展示業者にあっては、顧客等が動物に接触する場合には、動物に過度のストレスがかかり、顧客等が危害を受けたるすることのないよう、また動物もしくは顧客等が人と動物の共通感染症にかかることのないよう、顧客等に対して動物への接触方法について指導するとともに、動物に適度な休息を与えること。

A販売業者、貸出業者、展示業者にあっては、飼養または保管する動物の健康を保持するため、顧客などがみだりに食物を与えることのないよう必要な措置を講じること。それを認める場合は、認めた食物以外のものが与えられることのないようにすること。




〇その他の動物管理に関すること

@動物取扱業の廃止により、飼養又は保管を継続することが困難な動物が生じた場合は、動物は命あるものにかんがみ、譲渡等により生存の機会を与えるよう努めること。

A疾病の回復の見込みがない場合などやむを得ず動物を殺処分しなければならない場合は、できる限りその動物に苦痛を与えない方法によること。

B毒ヘビ等の有毒動物の飼養又は保管をする場合には、抗毒素血清等の救急医薬品を備え、又は、医師による迅速な救急処置が行なえる体制を整備すること。



〇広告方法

@氏名又は名称、事業所の名称及び所在地、動物取扱業の種別、登録番号並びに登録年月日及び登録の有効期間の末日並びに動物取扱責任者の氏名を掲載すること。

A安易な飼養又は保管の助長を防止するため、事業の反した飼養又は保管の安易さ、幼齢時の愛らしさ、生態及び習性に反した行動等を過度に強調することにより、顧客等に動物に関して誤った理解を与えることのない内容とすること。




〇動物の情報掲示

販売業者にあっては、販売に供しているすべての動物を顧客が目視により、又は写真等により確認できるようにすること。また、動物ごとに、次に掲げる情報を顧客から見やすい位置に文書(電子文書を含む)により表示すること。

@品種等の名称  A性成熟時の体長・体重などの大きさに係る情報  B性別  
C生年月日(分からない場合推定)  D生産地等     
E所有者の氏名(自己の所有しない動物を販売しようとする場合)




〇動物取扱責任者研修の伝達

動物取扱研修において動物取扱責任者た得た知識を、他の職員全員に伝達し習得させるための措置を講じること。



〇動物の仕入れ、取引

@動物の仕入れ、販売等動物の取引状況について記録した台帳を調整し、これを5年間保管すること。

A動物の仕入れ、販売等動物の取引を行うに当っては、その相手方が動物の取引に関する関係法令に違反していないこと及び違反するおそれがないことを聴取し、違反が確認された場合にあっては動物の取引を行わないこと。







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